正社員を辞めて、海外に出たのはいいが、帰ってきたらこんな感じという生活を書いていきます
”どこかへ旅をする”
そんなことを考えると、旅行中の’楽しいだろうなあ’という出来事だけが浮かんでくる。
きれいな景色や、見たこともない料理を食べるドキドキ、
そして、
地元の人とのふれあい。
言葉の壁や、相手の興味、引っ込み思案な性格などから、現実はそうはいかない。
わかっているつもりでも、つい憧れてしまう。旅の風景。
今回は、そんな理想が実現したと感じた、ひとつの形の話。
場所は、香港~上海間の電車の中(15時20分発 翌日11時10分着)。
登場人物は、寝台車で同じ枠だった母と娘(大学卒業後社会人経験3年目)、定年退職した元体育教師のおじいちゃん(血縁関係はない)。
まだ中国と香港間では出入国管理されており、電車は上海までノンストップ。これが理由かはわからないけど、今はプロモーション期間で乗車賃が10%オフ。しかも、今回は3段寝台の3段目が空席という、かなりありがたい状況。今回は景色の見える中段を購入
電車が走り出し、いつものように、外を見ながらくつろいでうとうとしていたら、
向かいの寝台の娘さんが、
「○△□...※□...(おそらく中国語)」
こっちに何か言っている。
『ホワッツ?』
聞くと、
「キャン ユー スピーク イングリッシュ?」
『ア リトル』
「イフ ユー スリープ,ユー ...(聞き取れず)」
『えっ?』
娘さん、こっちの英語レベルを判断して、
「トレイン イズ べリー クール」
と、布団を指差して、
『あ~、ブランケットね。オッケー。謝謝』
と布団を被ると、下の寝台で寝てるお母さんがホッとした表情でこっちを見る。
どうやら、風邪を引くと心配して声をかけてくれたみたい。
そんなきっかけから話が始まって、
娘「Where did you stay in HongKong?」
『I stay Chungking Mansions. do you know?』
「Maybe, I know. How many days did you stay here?」
『5days』
そんな感じで話をしていたら、お母さんがこっちに話しかけてくる(中国語)。
困った顔をしていると、娘さんが、
「Can you speak Chinese?」
『No, now I'm studying but Chinese is very difficult for me.』
と言って、料理の注文や切符の購入などで使っている筆談用のノートを見せる。
娘さんはそれを見ると、「○▲□...」と、発音を教えてくれる。
ここから、中国語のレッスンが始まる(娘さんの名刺をもらったら、シェラトンホテル(5つ星)の従業員。どうりで出来るはず)。
どうやら、ciとchi(下を丸めた無声音っぽいチ)、si(数字の4)とshi(数字の10)、ru(日本の日)とluの違いなどがうまくできないようで、何度もその発音のレクチャーを受ける。その上、単語ごとに語尾を上げる、下げるなどで意味がまったく変わるので、本当に難しい。
下でお母さんは向かいのおじいちゃんと話をしながら、何度も同じ音を繰り返す私たちのマネをしていた。
そんな感じで消灯時間になり、おやすみなさい。
次の日は朝から打ち解けて、下の段に4人で座っておしゃべり(娘さんが通訳)+中国語レッスン。
お母さんが「中国人の印象は?」
って、聞いてきたので、
『電車に乗るときとかに列に並ばない。ドアが開いたら、一気に人が集まる』
って答えると、
みんなが笑い、その後、おじいさんとお母さんでマナーについての話が始まり、
その合間に、娘さんに簡単な中国語の単語を教えてもらう。
そんな感じ。
お母さんが、
「どれくらいの期間、旅行するのか?」
って聞いてきて、
『一年ぐらい』
って答えると、
「よく、親が許したと思う。私なら許さない。兄弟はいるのか?」
『姉と弟がいます』
「だから、許したのか。中国は子供は一人だから」
『でも、今はみんな家を出て、母は一人で暮らしています』
「じゃあ、母親と二人で旅行すればいいのに。私ならそうするのに」
って会話には、中国ってものを少しは感じることができたと思えた。
そんな時間も終わりが来て、
上海に到着。
働いてるシェラトンホテルは他の都市なので、そこに行くことがあれば連絡するとの話をしてお別れ。
いろいろな話が聞けて、旅をしてるなあって感じた楽しい時間でした。
そんなことを考えると、旅行中の’楽しいだろうなあ’という出来事だけが浮かんでくる。
きれいな景色や、見たこともない料理を食べるドキドキ、
そして、
地元の人とのふれあい。
言葉の壁や、相手の興味、引っ込み思案な性格などから、現実はそうはいかない。
わかっているつもりでも、つい憧れてしまう。旅の風景。
今回は、そんな理想が実現したと感じた、ひとつの形の話。
場所は、香港~上海間の電車の中(15時20分発 翌日11時10分着)。
登場人物は、寝台車で同じ枠だった母と娘(大学卒業後社会人経験3年目)、定年退職した元体育教師のおじいちゃん(血縁関係はない)。
まだ中国と香港間では出入国管理されており、電車は上海までノンストップ。これが理由かはわからないけど、今はプロモーション期間で乗車賃が10%オフ。しかも、今回は3段寝台の3段目が空席という、かなりありがたい状況。今回は景色の見える中段を購入
電車が走り出し、いつものように、外を見ながらくつろいでうとうとしていたら、
向かいの寝台の娘さんが、
「○△□...※□...(おそらく中国語)」
こっちに何か言っている。
『ホワッツ?』
聞くと、
「キャン ユー スピーク イングリッシュ?」
『ア リトル』
「イフ ユー スリープ,ユー ...(聞き取れず)」
『えっ?』
娘さん、こっちの英語レベルを判断して、
「トレイン イズ べリー クール」
と、布団を指差して、
『あ~、ブランケットね。オッケー。謝謝』
と布団を被ると、下の寝台で寝てるお母さんがホッとした表情でこっちを見る。
どうやら、風邪を引くと心配して声をかけてくれたみたい。
そんなきっかけから話が始まって、
娘「Where did you stay in HongKong?」
『I stay Chungking Mansions. do you know?』
「Maybe, I know. How many days did you stay here?」
『5days』
そんな感じで話をしていたら、お母さんがこっちに話しかけてくる(中国語)。
困った顔をしていると、娘さんが、
「Can you speak Chinese?」
『No, now I'm studying but Chinese is very difficult for me.』
と言って、料理の注文や切符の購入などで使っている筆談用のノートを見せる。
娘さんはそれを見ると、「○▲□...」と、発音を教えてくれる。
ここから、中国語のレッスンが始まる(娘さんの名刺をもらったら、シェラトンホテル(5つ星)の従業員。どうりで出来るはず)。
どうやら、ciとchi(下を丸めた無声音っぽいチ)、si(数字の4)とshi(数字の10)、ru(日本の日)とluの違いなどがうまくできないようで、何度もその発音のレクチャーを受ける。その上、単語ごとに語尾を上げる、下げるなどで意味がまったく変わるので、本当に難しい。
下でお母さんは向かいのおじいちゃんと話をしながら、何度も同じ音を繰り返す私たちのマネをしていた。
そんな感じで消灯時間になり、おやすみなさい。
次の日は朝から打ち解けて、下の段に4人で座っておしゃべり(娘さんが通訳)+中国語レッスン。
お母さんが「中国人の印象は?」
って、聞いてきたので、
『電車に乗るときとかに列に並ばない。ドアが開いたら、一気に人が集まる』
って答えると、
みんなが笑い、その後、おじいさんとお母さんでマナーについての話が始まり、
その合間に、娘さんに簡単な中国語の単語を教えてもらう。
そんな感じ。
お母さんが、
「どれくらいの期間、旅行するのか?」
って聞いてきて、
『一年ぐらい』
って答えると、
「よく、親が許したと思う。私なら許さない。兄弟はいるのか?」
『姉と弟がいます』
「だから、許したのか。中国は子供は一人だから」
『でも、今はみんな家を出て、母は一人で暮らしています』
「じゃあ、母親と二人で旅行すればいいのに。私ならそうするのに」
って会話には、中国ってものを少しは感じることができたと思えた。
そんな時間も終わりが来て、
上海に到着。
働いてるシェラトンホテルは他の都市なので、そこに行くことがあれば連絡するとの話をしてお別れ。
いろいろな話が聞けて、旅をしてるなあって感じた楽しい時間でした。
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プロフィール
HN:
ふく
年齢:
44
性別:
男性
誕生日:
1980/06/17
職業:
ニート(旅行者)
自己紹介:
世界一周のために仕事を辞めちゃいました。この先どうなることやら。。。
直接の連絡はこちらまでお願いします。
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